はじめての方に向けて「 ニュースレターで学んじゃえ! 」の説明をしたいと思います。私が学んでいる『 農業経営者育成塾 』の塾長である神保信一氏が毎月発行されている「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレターの記事から、インスパイアされた内容を綴っていきます。新時代の農業を志すみなさんに読んでいただければ幸いです。
「夫婦で農業をしている姿が輝いて見える!」 これは何なのだろうか…
年が改まりました。新年にあたり、どうしても書きたいことがある。それは珍しく農業とはあまり関係のないことである。このテーマはできるだけ避けてきた。抽象的で精神的なことは、それぞれに考えがあり、それを尊重すべきと考えていたからである。 昨年は生産者のほ場にお伺いする機会を敢えて作った。ニュースレターで発信している情報と現場で行われていることが、どれだけギャップが出ているのかを知りたかったのである。農業の場合、ほ場にお伺いするイコール自宅にお伺いすることになる。ご夫婦とお話をすることになる。いろいろなご夫婦に接しているうちに不思議なことに気がついた。 サラリーマン社会では失ってしまった夫婦の姿に触れたのである。最初は気のせいかと思った。この人たちだけ別なんだろうと思った。ところが何軒かお伺いするうちに、同じようなことになっていると気がついたのである。それは驚きだった。夫婦の姿が輝いて見えるのである。これが夫婦の姿であると自然に感じてしまうのである。もちろん若くもないし、美しい着物を着ているわけでもない。でも輝いている。これはいったい何なのだろうかと、とても不思議だった。サラリーマン夫婦にあるような、私は私、あなたはあなたという冷たい関係がない。温かいのである。夫婦が互いに助け合っている。相手を尊重している。それが取って付けた物のようではなく自然なのだ。その姿を見ていると、何ともうらやましくなってしまうのである。 こういう経験をするとは夢にも思っていなかった。よく考えてみれば、互いを大切にしなければ農業という仕事自体が成り立たないのである。奥さんにはできない仕事をご主人がやる。ご主人ができないことは奥さんがやる。分業が明確に出来ているのである。二人でやった方が早いことは二人でやる。どちらが偉いということもない。これを長年続けていると、互いの大切さが自然に理解できるようになるのだと思う。昔のお父さん、お母さんというのはこういう人たちが多かったのだろうと思う。もの凄く懐かしい気がするのである。子どもはその両親の姿に触れて成長していく。日本が世界でもトップクラスの国になれたのはこれが原因ではないかと思うほどである。父母を大切にするという気持ちは、父母同士が互いを大切にしていなければ出てこないことである。 たぶん、最近のイジメの問題は子どもにあるのではなく、夫婦が互いを大切にしなくなったことが原因のような気がするのである。経済的にも豊かになり、肉体的な負担も大きく減った。電化製品の開発で誰でも手軽に何でもできるようになった。何のための夫婦なのか。さっぱり分からない夫婦が増殖してしまったのである。これが農業をしているご夫婦に出会うと、目を覚まさせられる。目的がはっきりしている。夫婦が力を合わせて生産物を作り上げることなのである。力を合わせなければ生産物は出来ない。まさに夫婦二人株式会社なのである。ところがサラリーマン社会は二人が力を合わせなくても何とかなる社会である。会社でどんな仕事をしてきているのかすら分からない。夫婦になって、何を目的にするのかがはっきりしないのである。 これでは子どもも同じになってしまう。何を手本に育てというのだろうか。それが農業の場合は違っている。夫婦二人が力を合わせている。互いを大切にしている。特別に教育なんかしなくても、その姿を見ているだけで子どもは立派に成長する。日本は昔から、こうやって子どもを育ててきたと教えられたのである。夫婦が力を合わせたらどうなるか。これも不思議なことなのだが、生活できないということはなくなる。理屈ではなく、そのように出来ている。もっともすばらしい豊かさがそこにある。ところがサラリーマン家庭は夫婦の力を合わせるどころではない。足の引っ張り合いをしている。恥ずかしながら、私の家庭も例外ではない。互いの足りないところや悪いところばっかりが目につく。ついつい自分中心になる。我がままになる。 これはお金がないからではないことに気づかされた。お金があっても同じなのである。お金がある方がひどいかもしれない。夫婦で農業をしていて、そんなことをしていたら農業自体が成り立たない。自然に助け合うようになる。夫婦が壊れた家庭は農業を一緒にやれば目覚めるのではないのかと思うほどである。 たぶん農業をしているご夫婦はこのことに気がついていないと思う。あまりにも当たり前すぎて、気がつく気にもなれないだろうと思う。でも、これは人生の中で、一番大切なことのような気がする。古来の聖人が語ってきた愛そのものではないかと思うのである。もちろん、私にはそんなことを語る資格はまったくない。恥ずかしくて穴があったら入りたいぐらいである。 夫婦の年月を重ねて、老いたとしても二人で力を合わせる姿は本当に美しく輝いて見える。当の本人たちはまったく意識していないから、さらに輝いて見える。ほ場の視察も勉強になったけれども、さらに教えられたのはこのことである。男女が互いを大切にして尊重し合うということは、これほどすごいものかと教えられた。私などは爪の垢でも煎じて飲んだとしてもできないことのような気もする。羨ましい限りである。 静岡農業技術支援協同組合 発行 「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレター 2014年 1月号より 昨日は子供達とタマネギの苗植えをしました。9歳と5歳の兄妹ですが、大活躍してくれました。 「 農業っていい仕事だなぁ〜!」って 「 特別に教育なんかしなくても、その姿を見ているだけで子どもは立派に成長する。日本は昔から、こうやって子どもを育ててきたと教えられたのである。 」って記事にもあるように、「 一緒にやる 」つまり子供達に「 見せる 」ことが出来る仕事です。 なかなか他の職業じゃ、親の働く姿なんて見せること出来ませんもんね。 先日「 見せる 」って大事だなあ〜って思った出来事があったんです。畑づくりをやってる時でした。耕運するのに邪魔なサツマイモのつるの撤去を息子に頼んだんです。50メートル程並んだサツマイモのつるを畑の外に運ぶ作業です。私は、小学生には、まだ無理だろうと飽きるまでやらせようって思ってました。3分の1くらい終わった頃に声をかけました。「 疲れたやろ!やめていいぞ! 」息子は「 いや!最後までやる! 」へぇ〜!でもいつまで続くやら!半分くらい終わりました。「 もう、そこいらで止めとき!後は、父さんがやるけん! 」息子は「 いや!最後までやる! 」あちゃ〜!マジで〜!本気なの〜! そして、ヘロヘロになりながら彼はやり遂げました! ロボットみたいな動きで帰りの車に乗り込む息子に言いました。「 お前!人生の中で一番キツかったやろ! 」 その時に彼の口から出た言葉がスゴイ! 「 うん!一番キツかった!でも、おかげで父さんの仕事の大変さが分かって良かったよ! 」 「 農業っていい仕事だなぁ〜!」 それでは「 「 夫婦で農業をしている姿が輝いて見える! 」これは何なのだろうか…を学んじゃえ! 」のサンファーマーでした。 ※ 「 玄米アミノ酸微生物農法 」で栽培した作物を欲しいというお客様( 取引先、個人 )急増中です!ってな訳で「 玄米アミノ酸微生物農法 」で作物を栽培していただける生産者さん急募中です!「 儲かる農業! 」を体験したいというあなたのからのコメントお待ちしております!
by sunfarmer
| 2015-11-23 08:32
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