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高齢者の「集落営農」化政策はどこが盲点なのか!を学んじゃえ!

毎度「 高齢者の「集落営農」化政策はどこが盲点なのか!を学んじゃえ! 」のサンファーマーです。高齢者の「集落営農」化政策はどこが盲点なのか!を学んじゃえ!_c0354549_09433039.jpeg
 
 はじめての方に向けて「 ニュースレターで学んじゃえ! 」の説明をしたいと思います。私が学んでいる『 農業経営者育成塾 』の塾長である神保信一氏が毎月発行されている「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレターの記事から、インスパイアされた内容を綴っていきます。新時代の農業を志すみなさんに読んでいただければ幸いです。


 「 ニュースレターで学んじゃえ! 」


高齢者の「集落営農」化政策はどこが盲点なのか!


 農場集落営農がスタートした。農政歴史上一回あるかないかと言われている大改革である。改革の主旨は高齢化している小規模の生産者を法人化して大規模にして、補助金を出すというものである。もちろん補金で購入するのは大型機械で生産効率を上げようとするものである。政府は3割の生産者が参加するものと見込んでいる。

 大改革をするには目的があるわけで、評論家になるつもりはサラサラない。これが経営に本当に貢献するのだろうか。生産者の利益に直結するのかという問題である。みなさんはどう思われますか。

 このような大改革を先駆けて行った人がいる。静岡の掛川で420戸の農家を一括して法人化、東京ドーム6ヶ分の面積を6人で耕作し、年400tの米を生産している。広大な面積を6人で生産する事に成功したのは機械の大型化のおかげである。主な販売先は土地を貸してくれた農家である。残りの4割は農協へ出荷する。ここで問題が発生した。米価の下落と品質向上が難しいという課題である。省力化と生産性は向上したが、大規模なため質の向上はとても難しいのである。

 米の消費力が落ちて質が求められているのに反応できないのである。作れば売れる時代ではない。質のいいものができてはじめて高値で売れる時代である。小さな生産者が集まってこれが可能になるのだろうか。しっかりとした生産技術が基本になければ価値の高いものは作れない。
 例えば技術のある人に指導をお願いしたとして、技術のある人が苦労して作り上げたノウハウを無料で簡単に提供するとは思えない。集落営農にどうして協力する必要があるのか理由が見当らないということになる。

 「ダメな人が何人集まってもダメはダメ」と冷やかな見方をする人も多い。猫の目農政と言われるように政策を次々に変えてきたのも事実である。そして改革が生産者の利益になったことは一度もないことも過去が証明している。国は補助金を出してくれるかもしれないが、それは生産者に対してではなく機械メーカーに出している。経営の責任はすべて一人一人の生産者にある。赤字を補填してくれるわけではない。泥棒に追い銭になるリスクもある。

 個人であろうと法人であろうと収益の結果責任は当事者が負うことになっている。ここが一番のポイントだと思う。法人化されて多くの人間が集まったからと言って、この仕組みは何も変わりがない。農業経営を成立させるには成功するだけの技術と収益の結果責任が明確なことは最低条件になるのではないだろうか。



 静岡農業技術支援協同組合 発行 「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレター 2007年6月号より




 補助金って何なんでしょうか?

日本の農業補助金は470種類もあるそうです。補助金漬けの農家の7割は失敗しているとも聞きます。
 
 やはり、補助金の背景を考えることが重要です。つまり補助金の仕組みを知ることが必要なのです。

 私達は「 農業経営者育成塾 」においてこの部分も学習します。おかげでホイホイしっぽを振るような軽率な行動はとりません。

 でもこういう農業者は補助金を出す側にとってはやっかいです。補助金を出す側にとっては農業者が賢くなることは困りものなんです。

だって言いなりにならなくなっちゃうでしょ。

 農業経営に枠をはめることが出来なくなるんです。鼻先にニンジンをぶら下げられた馬状態にしたいのです。

 でも、私は補助金自体を否定しません。食という生きる上で最も大切な事業を国家レベルで守る対策としては必要不可欠です。

 ただ国家を考えない私利私欲のことしかない輩の仕組みに動かされたくないだけです。動かされるんではなく動かしたい。正しい方向に導きたい!そのためには鼻先のニンジン食いちぎるくらいの気概をもって望みます!

 暴れ馬です!ヒヒ〜ン! 

それでは「 高齢者の「集落営農」化政策はどこが盲点なのか!を学んじゃえ! 」のサンファーマーでした。 

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by sunfarmer | 2015-12-25 06:01 | Comments(0)


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