はじめての方に向けて「 ニュースレターで学んじゃえ! 」の説明をしたいと思います。私が学んでいる『 農業経営者育成塾 』の塾長である神保信一氏が毎月発行されている「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレターの記事から、インスパイアされた内容を綴っていきます。新時代の農業を志すみなさんに読んでいただければ幸いです。 「 ニュースレターで学んじゃえ! 」みかん、りんごの果樹栽培はほ場適地で70%が決まる
40年前に富士りんごが発売された時の衝撃は凄かった。果物であんなに大ヒットしたのは後にも先にもないと思う。飛ぶように売れたとはこの事である。ヤマトの宅配便が成長を始めた頃である。時を同じくして三ケ日みかんも大ヒットをした。高度経済成長の波にのって売れまくったのである。作れば売れた時代があった。だから、どこの場所にでも作った。しかしすぐに生産過剰になった。大暴落である。価格が暴落すると商品に対する目が厳しくなる。形が良くて旨いものだけが残るようになった。商品として価値のないものは値がつかなくなったのである。これが何年も続いて現在では生産者が減る一方である。 その反面、現在でもしっかりと利益を出している生産者がいる。どこが違うのであろうか。なんとなく違うのではなく、はっきりとした違いがある。 ◎果樹栽培はほ場の立地で70%が決まる。 りんごとみかんの栽培適地は一致している。作土層が比較的浅く、やせて、排水の良い土地である。山間傾斜地。南向きで日当たりが良く朝晩の温度差があり、霧が発生しやすい場所。みかんであれば潮風が当たるような場所である。 どういう所が適地にならないかと言うと水田の後地が不適地の代表である。水分が多くて肥沃な土壌は木も葉も成長して枝も勢いよく伸びる、樹勢が強い。 そうすると木があばれる。水分ストレスがかからないのである。水分が常に供給されるものだから糖度がまったくのらないのである。 ◎なぜおこる表年と裏年 果物には表年と裏年がある。どうしてこのような現象が起こるのか理解できているでしょうか。「よくわからないけど表年と裏年はあるね。」それが果樹栽培の管理の仕方から来ていると言われたらショックでしょうね。表年、裏年は気候のせいではなく生産者自身が作っているということなのである。ん!ほんとでしょうか。事実、表裏に関係なく毎年同じ収量を得ている生産者もいる。 このメカニズムを理解してもらうには原産地を知る必要がある。みかんはもちろん亜熱帯の温暖な地区が原産である。この所でみかんはどのようになっているかと言うと実と花が1本の木に混在している。熟した実も青い実も混在している。亜熱帯で平均温度が高く肥料は分解しやすい、少ない肥料で生産できる。ここがポイントである。 みかんの根はごぼうのようにノッペラ棒になっている。これでは肥料が吸収できない。肥料を吸収させる為に根切りをする。人為的に強制的に根切りをさせるわけである。この時にエラーをする。たくさん肥料を与えると枝があばれて徒長枝になる。徒長枝を切る。強い枝を切るとさらに強い枝が出てきてしまう。また、あばれる。これが2年に1回しか当たらない表年と裏年の原因なのである。 人為的に肥料をやるまでは間違っていないのだけれど、その後が問題なのである。肥料をやりすぎるとみかんの生理を大きく狂わせて波を大きくしてしまうのである。 これはりんごでも同じである。りんごも原産は中央アジアで雨量の少ない所である。表年裏年は樹環を耕作する時にわずかの注意をすれば防げるものである。 ではどれくらいの肥料が適量なのだろうか。りんごではチッソで10kg、カリ7kg、リン5kg(10アール)、みかんではチッソ20kg、リン 10kg、カリ10kg、(10アール)、この基準を目安とすればいいのではないだろうか。ぼかし肥料は有機肥料に比較して好結果を出す。りんごの栽培では超優良品質のものが生産されている。その理由は肥料成分が少なくやせ地で微生物が多いという果樹の生理に見事に一致しているからだと思う。10アール 200kg目安で使ってみたらどうだろうか。投入する時期は収穫後が一番適している。微生物の力で体力の回復ができるからである。 この場合の有機肥料の投入は春先になって、樹に状態を見てからで遅くない。樹の状態が良ければ必要ないし、投入するとしても多くはいらない、通常の半分で充分である。 みかんもりんごも販売状況は大変に厳しい。極一部には超優良の生産者がいるが三ケ日みかんでも売れ残りが出ている状況である。りんごは不作でも値が上がらず明るさが見えない、自分で作ったものは自分で売る。それも方法である。直売所で売るのもいいでしょう。問題は商品価値である。お客様が喜ぶものを作らなくては意味がない。生産者が指名されるようなら大成功なのである。その為には品質にこだわりを持つ必要がある。味のいいものが作りたいと思ったら玄米アミノ酸のぼかしである。りんご、みかんに限らずぶどう、梨、桃などすべてに味の良いものができている。作っている当の生産者が驚くことがしばしばなのである。玄米アミノ酸のぼかしがいかに果樹の生理に合っているかということではないだろうか。チッソ肥料を入れすぎると病気や軟熟はさけられない。その点ぼかしは樹に負担が少ないのである。 静岡農業技術支援協同組合 発行 「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレター 2006年9月号より この記事の中に出てくる「 あばれる 」という状況ですが、どうして「 あばれる 」のでしょうか。 果樹が勝手にあばれるのでしょうか。自然の摂理でしょうか。いいえ!生産者が「 あばれる 」原因を作ってしまっているんです。 適地適作を背景を理解すればカンタンに出来るんです。それが人間の「 知恵 」です。私達が実践している「 玄米アミノ酸微生物農法 」は「 知恵 」を使い「 よけいなことをしない 」農法です。 私達は、まだ「 果樹栽培 」に取り組んではいませんが、いつかは「 果樹栽培 」にもチャレンジします。私は、たくさんの「 玄米アミノ酸微生物農法 」を実践されている果樹農家さんの結果を見てきました。そこには、美味しい果物が栽培出来るという実証がありました。その実証をもとに「 知恵 」を生かせば必ず大成功出来ると確信しています。みんなで「 知恵 」を出し合って農業新時代築いて行きましょう! その「 知恵 」こそが「 玄米アミノ酸微生物農法 」です! 知恵さえあればあばれないんで〜す! それでは「 みかん、りんごの果樹栽培はほ場適地で70%が決まる!を学んじゃえ! 」のサンファーマーでした。 ※ 「 玄米アミノ酸微生物農法 」で栽培した作物を欲しいというお客様( 取引先、個人 )急増中です!ってな訳で「 玄米アミノ酸微生物農法 」で作物を栽培していただける生産者さん急募中です!「 儲かる農業! 」を体験したいというあなたのからのコメントお待ちしております!
by sunfarmer
| 2016-02-05 05:57
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