はじめての方に向けて「 ニュースレターで学んじゃえ! 」の説明をしたいと思います。私が学んでいる『 農業経営者育成塾 』の塾長である神保信一氏が毎月発行されている「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレターの記事から、インスパイアされた内容を綴っていきます。新時代の農業を志すみなさんに読んでいただければ幸いです。 「 ニュースレターで学んじゃえ! 」連作障害の元凶「悪玉バクテリア」の繁殖には共通のパターンがある第2回目はバクテリアが媒介する病気である。バクテリアは悪玉の微生物である。人間でいうとO157の悪玉大腸菌といえばわかりやすいだろうか。トマトの青枯れ病、レタスの軟腐病、キャベツの黒ぐされ病、稲の白葉枯れなどはバクテリアが原因なのである。腐れる、枯れる病気はバクテリアが原因している場合が多いと想像してもらえばよくわかるかもしれない。 ウイルスでも話をしたが、バクテリアの種類と数はもの凄い天文学的な数字である。人間の体内もバクテリアの塊と思ってもらえばいい。バクテリアの種類を見分けるとか数をつかむことは不可能なのである。 この原点を知らないとバクテリアの対策はできない。薬剤も一応はある。病気が出たら対処する方法でしかない。最初から気休め程度なのである。 バクテリアはウイルスと違い、媒介して寄生するものがない。どうやって植物体に侵入しているのだろうか。 バクテリアが侵入すると特徴的な症状が植物にあらわれる。一部の葉がしおれ始める。周囲の葉は元気なのに、その植物だけの葉だけがしおれる。朝に葉面散布した時などは特に要注意である。葉面散布した後の3時間〜4時間の畑を観察するとよく見えてくる。
バクテリアの侵入口はわかったとして、次にどういう場所だと悪玉バクテリアは発生しやすいのだろうか。(1)日当たりが悪い(2)風通しが悪い(3)ジメジメして湿度が高い、このような場所でバクテリアは繁殖する。これを5つの侵入口と重ねてみてほしい。そうすると青枯れ、白葉枯れ、黒腐れ、軟腐病の出る場所が、ある程度予測できるはずである。 場所だけでなく朝露があっても換気しないとか、葉欠きをマメにしないとか、間隔が狭くて空気の通りが悪いとかも原因になる。 バクテリアが繁殖しやすい場所と侵入口の対策ができたとしても連作の問題が残る。悪玉バクテリアは連作をする毎に勢力を拡大していく。1年目50株が2年目300株、3年目に1000株に増えていく。これがもっとも厄介なのである。例えばセンチュウである。タチの悪いシストセンチュウは悪玉バクテリアをエサにしている。センチュウとバクテリアは深い関係にある。これはバクテリアが繁殖すればセンチュウも増えるということなのである。 連作すると同じメカニズムで悪玉菌が増える。植物の分泌物をエサにバクテリアが増える。これをエサにしたもっと大きな生物が増える。この生物の分泌物をエサに悪玉バクテリアが増えるという図式である。連作障害の根本のメカニズムである。このために土壌の消毒をするが、これは地表面からわずかな深さだけに効力がある。従って一度、連作障害が始まると、ずっと悩み続けることになる。特にナス科のようにナス・トマト・ピーマン・ジャガイモなどはもともと高山植物のために平地で栽培すると、連作障害がひどく出てくる。土の中のバクテリア対策は善玉微生物をドンドン補給して土壌の菌層をかえるしかない。この意味で玄米アミノ酸のぼかしは大きな役割を果すことができる。善玉菌の力が強ければ悪玉菌を食べて善玉菌に変えることができるからである。連作するものほど玄米アミノ酸のぼかしの効力は高いということになる。 悪玉バクテリアへの農薬使用であるが、使い方をよく注意してほしい。ボルドーやダマニールは予防剤である。悪玉バクテリアが繁殖する前に使うと効果的である。悪玉バクテリアの治療剤はバクテリアが繁殖してから使うわけだけれども突然変異がドンドン発生して抵抗力の強いバクテリアに変身してしまうことを忘れないでほしい。 ウイルスもバクテリアも生物だから、生き物としての行動パターンがある。これを知ることがもっと重要である。悪玉バクテリアが繁殖する前に手を打つ。最悪、悪さをしたとしても早期発見して引き抜き処分をする。連作はできるだけ避ける。続ける場合は悪玉菌を入れて菌層の改善をする。このようにすると被害は最小限で止められる。 静岡農業技術支援協同組合 発行 「 楽して儲かる農業み〜つけた 」 ニュースレター 2008年6月号より 悪玉バクテリアが繁殖するといいことないですね。悪玉バクテリアを繁殖させないためには、悪玉バクテリアは何を好むかということを知る必要があります。 悪玉バクテリアは酸素をきらいます。ジメジメとした状態を好むのです。だったら酸素が含みやすくジメジメしていない状態の土壌を作ってあげるのです。そうすれば、悪玉バクテリアの繁殖を防ぐことが出来ます。後は、記事にもあるように「 善玉微生物 」が「 悪玉バクテリア 」を食べて「 善玉菌 」に変えてくれるのです。 イメージでいえば、「 パックマン 」です。「 善玉菌 」という「 パックマン 」が次々と「 悪玉菌 」を食べていく姿を思い浮かべたら痛快でしょ! 「 乳酸菌もみがらぼかし 」を投入した畑には日夜そんなことが起こっているのです。 うちの畑の「 パックマン 」達 がんばって仕事してね〜! それでは「 連作障害の元凶「 悪玉バクテリア」の繁殖には共通のパターンがある!を学んじゃえ! 」のサンファーマーでした。 ※ 「 玄米アミノ酸微生物農法 」で栽培した作物を欲しいというお客様( 取引先、個人 )急増中です!ってな訳で「 玄米アミノ酸微生物農法 」で作物を栽培していただける生産者さん急募中です!「 儲かる農業! 」を体験したいというあなたのからのコメントお待ちしております!
by sunfarmer
| 2016-02-26 06:10
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